所用のため午後から出勤のこの日、用が早く片付いたので、銀座でランチすることに。
グルメブログで目にして、気になっていた中華のお店へ。銀座七丁目の、中央通りの一本裏のビルの8階にあり、なかなかに目立たないロケーション。
「黒猫夜(くろねこよる)」という、謎の店名。赤坂・六本木で人気の中華料理屋が、最近銀座に出店したようです。
ランチは週替わりで2種類のみ。今週は「豚の角煮土鍋ごはん」と「麻婆豆腐の土鍋ごはん」の2択。当然ながら(?)角煮をチョイス。
【豚の角煮土鍋ごはん 890円】
土鍋ごはんにスープとポテトサラダが付いてこのお値段。銀座ではかなりリーズナブル。
「土鍋の底にお焦げができているので、よくかき混ぜてお召しあがりください。」という店員さんの指示を遵守し、逸る気持ちを抑えて、鍋底からひっくり返すようにまぜまぜ。
ひとくち食べると、ほどよい八角の香りと濃厚な餡?がよいバランスで、これは美味い。ごはんも、おそらく日本米ではない細いタイプで、お焦げが焦げ過ぎず、全体の味を邪魔しないパリパリ軽めのアクセント。そうなるように、土鍋の熱し加減を調整しているのだろう。
大ぶりのブロッコリーと人参も、それ自体が甘くて美味しいうえ、よい箸休めになる。
土鍋ごはんというと、ガツガツ食べるワイルドな感じを想像していたけど、隅々まで計算しつくされている、繊細な逸品。素晴らしい!
ちなみに連れはランチのもう一品「麻婆豆腐土鍋ごはん」をチョイス。ひとくちもらったのだが、こちらも絶品! 山椒が効いて、汗が噴き出る「麻」なのだが、辛さが後を引かず、食が進む(そのせいで、ひとくちのはずが半分くらい強奪)。
加齢とともに、中華料理の油っこさが気になるこのごろ、こういう繊細な仕事が嬉しい。ぜひ、夜にも訪問したいお店です!
http://s.tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13162692/